過払い金返還請求において過去取引分でよくある3つのケース

過去取引分

過払い金を請求することを考えている貸金業者の中には、完済してからしばらく経過していたり、以前に1度完済をしてからまた借り入れを再開していたり、借り換えをしていたりといったこともあるでしょう。

中には、過払い金を取り戻すことができないケースも存在します。

過去取引分でよくあるケースを3つ紹介しますので、もし当てはまる項目がありましたら、しっかりと確認しておいてください。

1、完済してからしばらく経過しているケース

あまりにも昔に完済していて、以降全く利用をしていなかった場合、「そもそも過払い金の請求はできるのか?」と疑問に持つ人は多いです。

完済してからしばらく経過している場合は、「完済してから何年経っているか」が過払い金を取り戻すことができるかの大事なポイントになります。

完済してから10年以上が経っている場合、時効が成立することになります。

時効が成立すると、過去に法定利息以上を支払っていたとしても、過払い金を取り戻すことはできなくなってしまいます。

発生しているはずの過払い金を取り戻すことができないのは、何とも理不尽だと思ってしまいますが、こればかりは法律で決まっていることなので仕方ありません。

なので、もしも完済してから10年経っているかどうかが曖昧な場合は、少しでも早く手続きすることをおすすめします。

手続きに入った段階で10年が経過していなければ、時効が成立することはありません。

2、以前に1度完済をしてからまた借り入れを再開したケース

1度完済したけれど、しばらく間が空いてまた借り入れをしたケース、というのもよくあります。

その場合、まずポイントとなるのが、「完済してから再度借り入れをするまでの期間がどれくらいだったのか?」ということです。

明確な期間が決まっているわけではありませんが、完済してから再度借り入れするまでに1年以上が空いていた場合、完済前の取引と再度借り入れした時の取引は別の取引として扱われることがあります。

別の取引として扱われた場合、1度目の取引分だけ時効が成立する可能性があります。

1度目に完済してから10年以上が経っていると、その部分は時効が成立してしまい、過払い金を請求できるのは再度借り入れをした部分だけとなります。

「分断時効」と呼ばれていますが、ポイントは2つで、

  1. 取引がない期間(完済してから再度借り入れをするまでの期間)はどれくらいだったのか?
  2. 過去に完済してから10年以上が経過しているか?

ということです。

3、借り換えをしたケース

「おまとめローンなどを利用して借り換えをした場合、過払い金を請求することができるのか?」と疑問を持つ人も多いです。

この場合は、利用していた貸金業者が法定金利を超えた貸し付けをしていれば、問題なく過払い金請求はできます。

借り換えというのは、A社で借りていたお金をB社に移動させるようなイメージになりますが、その場合、A社に対しては完済したという扱いになります。

ですので、単純にA社に対して完済後の過払い金返還請求をしていくことになります。

ただ、1番のケースに当てはまった場合は取り戻すことができません。

借り換えをしたのが10年以上前ですと、完済してから10年以上が経過していることになりますから、その場合は時効が成立しています。

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