個人再生によって減額される借金

個人再生によって減額される借金

個人再生をすることによって大きく借金を減らすことができるわけですが、果たしてどれくらい減額することができるのでしょうか?

また、減額後の借金は、どれくらいの期間をかけて返済していけばいいのでしょうか?

それぞれ順に見ていきましょう。

借金の減額幅

「個人再生をすると借金が5分の1になる」と言われていますが、これは正確ではありません。

借入金額によって、減額幅は異なってくるのです。

減額のパターンは、以下の5つになります。

  1. 借金が100万円未満:減額なし
  2. 借金が100万円〜499万円:100万円まで減額
  3. 借金が500万円〜1499万円:5分の1に減額
  4. 借金が1500万円〜3000万円:300万円まで減額
  5. 借金が3000万円〜4999万円:10分の1に減額

これらの5パターンとなるのですが、なぜ、「5分の1に減額」という表現が使われているかと言いますと、個人再生を利用する大半の人は3番に当てはまるからです。

借入金額の合計が500万円〜1499万円である場合がほとんどなので、5分の1に減額されると言われているのです。

借入金額が5000万円以上の場合

減額の5パターンに、5000万円以上の借金がある場合が含まれていません。

では、「5000万円以上の借金がある場合はどれだけ減額されるのか?」ということですが、この場合はそもそも個人再生することができません。

実際のところ、5000万円を超えるような借金をしていたら、減額したとしても返済が難しいケースがほとんどです。

この場合は、自己破産を検討することになります。

返済の期間

個人再生では、再生計画案を作成して、その内容に沿って返済をしていく形になります。

返済期間は、原則3年となります。

『借金の減額幅』で解説したパターンに基づいて借金を減額し、減額後の借金を3年(36回)分割します。

ただ、収入が少なく、3年での完済は困難だと判断されるような場合など、特別な事情があるのなら、返済期間が5年まで延ばされることがあります。

当然、債権者の同意は必要ですが、「最長で5年」と知っておいてください。

再生計画案通りの返済ができない場合

減額後、3〜5年に渡って返済をしていくことになるわけですが、返済は絶対に滞らないようにしなければいけません。

再生計画案通りに返済ができず延滞をしてしまうと、再生計画を取り消されてしまう可能性があります。

再生計画が取り消されると、個人再生手続きは中止となります。

減額後の借金を完済して初めて手続きが完了となりますから、この場合は、手続きは全てなかったことになるのです。

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