任意整理と過払い請求の違いと手続き前に知っておくべきこと

任意整理と過払い請求の違い

当然ですが、任意整理と過払い請求は別の手続きとなります。

この2つの手続きに関しては、「どちらを選ぶか」というわけではなくて、「どちらに当てはまるか」というのが正しいです。

任意整理と過払い請求を正確に理解していただくために、2つの違いを説明していきます。

借金が残っているか

どちらの手続きに当てはまるかのポイントは、「借金が残っているかどうか」です。

任意整理と過払い請求、どちらも過払い金を計算することに変わりはないのですが、扱いが異なります。

任意整理の場合は、借金を減額する手段として、引き直し計算(法定金利での計算)をして、発生していた過払い金を現在の借金にあてる形になります。

一方で過払い請求の場合は、完済している業者の引き直し計算をして、単純に過払い金を取り戻す手続きになります。

借金があってもなくても過払い金が発生することに違いはないですが、発生した過払い金の扱い方が違うのです。

任意整理は借金減額を目的として、過払い請求はお金を取り戻すことを目的としているのです。

ちなみに、任意整理で現在の借金以上に過払い金が発生していた場合は、借金を相殺した上で、差額は戻ってくることになります。

信用情報への影響

もう1つ、任意整理と過払い請求の違いとして知っていただきたいのが、信用情報への影響です。

任意整理は債務整理になりますので、手続きをすると、信用情報機関に情報が登録されることになります。

信用情報に登録されると、今後新しくキャッシングする、クレジットカードを作る、誰かの連帯保証人になる時などに、審査に通りづらくなります。

信用情報に登録されている期間は約5年です。

5年間は審査に影響があることを理解した上で、手続きをする必要があります。

それに対して、過払い請求の場合は信用情報への影響は一切ありません。

完済しているのですから、当然と言えば当然ですが、手続きによって、今後の審査に影響が出るようなことはありません。

なので、現在借金をしていて、「今後の審査にどうしても影響を出したくないけれど、払いすぎたお金は取り戻したい」という場合は、借金を全て返し終えてから手続きをするのが良い選択だと言えるかもしれません。

どちらも手続きをした業者との付き合いは難しくなる

最後に、2つの違いではありませんが、知っておいていただきたいことがあります。

任意整理であっても、過払い請求であっても、手続きをした業者との付き合いは難しくなります。

任意整理や過払い請求をした後に、その業者からキャッシングをすることはできない、ということです。

キャッシングしないで生活するのが1番ですので、大した影響ではないと思いますが、一応知っておいてください。

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