違法年金担保融資について

違法年金担保融資

違法年金担保融資とは、名前からもイメージできるように、違法の年金担保融資を指します。

どのような年金担保融資が違法なのかを解説する前に、「そもそも年金担保融資とは何なのか?」ということを最初に解説していきます。

年金担保融資とは

年金担保融資とは、年金を担保として借入することを言います。

高齢者の多くは、厚生年金や国民年金を受け取って生活をしているわけです。

年金は収入のような位置付けになりますから、お金を貸す側からしてみたら、資産という扱いになるわけです。

資産として扱われている年金を担保にすることで、本来は借入が難しいような人であっても、審査に通って借入をすることができるというわけです。

年金担保融資の危険性

ただ、考えていただきたいのですが、年金は生活するために受け取るお金です。

一般的に、借入を考えているような人が生活に余裕があるとは思えません。

余裕がないにも関わらず、年金を担保にして高金利で借入をしてしまったら、ますます生活が苦しくなる可能性が高いと言えるでしょう。

つまり、年金担保融資は非常に危険なのです。

年金担保融資に関する過去の事例

1つ、実際によくあった例を紹介します。

まずはじめに、スポーツ新聞などで「年金立替」「シルバーライフ応援」といったニュアンスの広告を出し、そこから高齢者を集めてきます。

そして、集まった高齢者に対して融資をしていくわけですが、最初の段階で、年金証書・銀行通帳・印鑑などを預かってしまいます。

年金は2ヶ月に1度振り込まれるのが一般的ですが、年金証書や銀行通帳を持っている業者は、本人に代わって年金を受け取ることができるのです。

そのため、年金が支給されるタイミングで業者は銀行に行って、先に年金を受け取り、受け取った年金を勝手に返済にあてるのです。

そうすると、本人が受け取ることの年金は少なくなりますから、当然、生活が苦しくなり、また同じ業者から借入をします。

本来は年金として受け取るはずだったお金を、金利が上乗せされた状態で借入することになってしまうのです。

これを繰り返すことによって、借金はどんどん膨らんでいく、、という事例がよくありました。

年金担保融資は基本的に禁止

事例からもわかるように、年金担保融資は非常に危険な融資であるため、2004年に法律で規制されました。

法律で規制されたことによって、年金担保融資そのものが禁止されることになりました。

ただ、「独立行政法人 福祉医療機構」が扱う融資のみは、年金を担保にすることが認められています。

要するに、独立行政法人 福祉医療機構が扱う年金担保融資以外は違法、というわけです。

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